こんにちは、FX-Jinです。
最近、このコラムで何を書こうか考えるのが楽しみです。
このコラムに関する要望や感想などがありましたら、
ぜひ、メールで事務局に送ってください。
今回は相場の天才と呼ばれた人物のお話を織り交ぜながら、
トレードのお話をしていきたいと思います。

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■天才相場師リバモア■

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ここ最近、ジェリー・リバモアの本を読んでます。

稀代の相場師であり、天才的なトレードスキルを駆使し、
相場から好きなように莫大な利益を得た人物として有名です。

その一方で私生活は完全に破たんしていて、
奥さんはアル中だし、息子は母親をピストルで撃つし・・・。
しかも本人はピストル自殺をしています。

人生の幸・不幸の発生を、因果応報の中で考えがちな私たち日本人からすると、
リバモアの不幸は、トレードで得た財産と引き換えに起こったものなのかな?
と考えがちです。

しかし、私の周囲のトレーダーを見渡してみても、
特に不幸な人生を送っている人物はいません。
むしろ金銭に恵まれ、自由で豊かな生活をしているように思います。

世界的な天才トレーダーと言われる人たちも、
リバモアのような人生というよりは、
幸福な人生を送っている人が多いような気がします。

リバモアが注目されるのは、それだけ悲劇的なトレーダーが稀で、
彼が目立つからなのかも知れません。

さて今回は、私がリバモアのトレード本から学んだことを書いてみたいと思います。

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■天才リバモアのトレードスタイルとは■

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まず彼のトレード手法は、なんら特別なものではなく、
順張りのブレイクアウトでした。
相場を張れば負け無しの彼でしたが、
採用したロジックは非常に単純な構造をしています。

彼は、レジスタンスで跳ね返された後、再度レジスタンスを試し、
そのレジスタンスレートを抜けた時に、
まずは「試し買い」(もちろん「試し売り」も)をします。
この「試し買い」が実は非常に大事な行為で、
試しと言えどもエントリーすることで、相場に確実に身を置き、
真剣になることができます。
試し買いでうまく利が乗ると、
そこにピラミッディングして大きな利益を上げていきます。

FX革命の応用とあまり変わりませんね・・・(汗)。

ですが、彼はエントリーすればほぼ利益につなげていますから、
いかに相場の勢いに乗ったエントリーだけをしていたかが分かります。

彼のロジックは単純なブレイクアウトモデルですが、
そのロジックを採用する相場と採用しない相場があったわけです。

こここそが、リバモアに帰属する「相場の勢いを読む」裁量判断技術なのです。
確かに、強く動き出した相場でのみエントリーして、
勢いのあるうちに決済してしまうなら、
勝率100%も可能と感じる人もいると思います。

自分の知り合いにも勝率100%を継続しているトレーダーがいます。
彼は1年に数回しかトレードをしません。
それ以外は毎日好きなテニスをして過ごしています。
彼の両親だけでなく、彼の奥さんの両親の生活も彼のトレード利益で賄っています。

彼は、「FXで勝つことは相当簡単」だと言い切ります。

どうやっているのかというと、
毎年3回程度訪れる大相場だけをひたすら待つのです。
そのために毎日1回は相場をチェックしますが、ほぼトレードはしません。
そして、大相場が発生した時にだけその方向にエントリーして、
トレーリング・ストップとピラミッディングを使って一気に利益を上げていきます。

年間の労働日数は約10日程度ですが、
利益率は300%以上なのです。

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■リバモアと知り合いトレーダーの共通点■

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さて、彼とリバモアにはある共通点があります。
それは、「投資ルールを守る」を信条としていることです。

知り合いの彼は、何がどうであろうと大相場しか相手にしません。
これが彼のルールです。

そして、リバモアのルールのひとつは、
「予測という情報で相場を張らない」というものです。
周囲の予想がどれだけ確実性が高いものに思えたとしても、
予測からのトレードではなく、自分の判断によるトレードを信条としていました。

「○○株は必ず下落する。これは内部情報だ」。
こう言われて、その話に乗った時のリバモアは、確実に負けていたそうです。

僕の知り合いトレーダーはルールを守り続けていますが、
天才と言われたリバモアはルールを破って負けたことが何度もあった・・・。
変な話ですね。

「勝ちのルールさえ守れば、いくらでも稼げるよ」。
これは知り合いの言葉です。

自分の性格やライフスタイルに合った投資ルールの確立。
ここは誰も避けて通れないようですね。

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■トレードスタイルを築き上げるために■

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私も、今のトレード技術を確立するために、
多くの教材を購入し、参考にしてきました。

「この教材の考え方はダメだ」。
そう思う教材もありましたが、それは結局、
「その手法は取り入れない」という判断を自分にもたらしてくれました。
そう考えると、無駄と思えるものはひとつもありませんでした。

皆さんもFXの手法を多くの教材から取り入れているかと思います。
たとえ、その教材で自分の望んだスタイルを確立できなかったとしても、
それは今後の糧になることと思います。
長い目で見て、勝ち続けられるスタイルを築くのが
大切なのではないでしょうか。

FX-Jin

2011年08月19日