こんにちは。

FX-Jinです。

皆さんは、サイババという人をご存知ですか?

もう亡くなりましたが、奇跡の手を持っていたインドの霊的指導者です。

テレビでも見た人はいるかもしれません。
手から灰(ビブーティという神聖灰)や腕時計、ネックレスを
次々と取り出し、周囲を驚かせていました。

また、弟子に大きな壺を逆さまに持たせ、
壺の口に手を入れると、約10分に渡り、
灰が流れ出したりしました。

そんな奇跡現象を見ようと、
世界中から多くのマスコミや人が足を運んだそうです。

約20年前の当時、サイババの奇跡と言動を信じている
日本人がたくさんいました。

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■奇跡を信じる、人の心理■

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今昔、人は奇跡というものに対して
畏敬と畏怖の念を抱きます。

十戒で有名なモーゼの大海を割ったという奇跡や、
イエス・キリストの聖骸布などは有名な奇跡現象です。

サイババも、
手からビブーティ(灰)を出し、
周囲を驚かせていました。

信仰心の強い人であれば、
そんなサイババの言動すべてを
信じてしまっても当然かもしれません。

科学では証明できないことや、
その人しか出来ない能力、
そしてカリスマ性も備えていればなおのことです。

サイババも奇跡の手を持ち、
カリスマ性も備えていた人物だったと思います。

彼を信仰していた人は、数多くいました。

アシュラム(修行道場)を持っていたサイババのもとには、
多くの修行者が集まりました。

修行者の中には、サイババのようになりたい、
そんな願望を持った人が多かったのかもしれませんね。

さて、多くの修行者を抱えていたサイババですが、
彼について一つ隠された事実があることをご存知でしょうか。

それは、彼がマジシャンのカースト出身だったということです。
つまり、彼の一族はそもそも手品を生業としていたのです。

この事実、ご存知でしたか?

この事実を知って、
もう一度彼が起こす“奇跡”を考えると、
なんだか一気に印象が変わるかと思います。

彼が起こした“奇跡”が、
マジックによるものだったのか、そうでなかっのかは、
定かではありません。

何かに頼りたいとき、
人は願望を抱いたり、誰かを信じていたいという
気持ちになってしまうのかもしれませんね。

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■■奇跡現象と言葉の力■■

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願望といえば、トレードの世界でも
似たようなことが言えるかもしれません。

例えば、有名なアナリストが
「ドル円が上がる」と言った場合、
彼を信用している人は全力で買いに走るかも知れません。

「彼は有名なアナリストだから情報は確かだろう」

「有名ってことは、腕もたしかに違いない」

そういう気持ちを持った人は、
信じるかもしれません。

そして、彼の発言が当たった場合、
彼の言う通りに動いた人は、その後も彼を信じると思います。

「彼の言うことを信じれば、大丈夫だ」

「彼は有名なアナリストだから何でも知っている」

しかし、彼の予想がたまたま当たっただけだったとしたら・・・?

人の言動に左右されるようでは、
勝ち続けられるトレーダーにはなれません。

常に失敗した時のリスク管理は備えておくべきです。

有名なアナリストの言うことに左右されたとしても、
それを信じて最終的に決断したの自分自身なんですから、
負けたとしても誰かのせいではありません。

何があっても責任を負うのはあなた自身です。

奇跡現象と、その人が発言する言葉は
決してイコールで結ばれることはありません。

奇跡と言葉は別物です。
奇跡を起こしたから(=たまたま予想が当たったから)、
その人の言動すべてが正しい、とはならないのです。

そして、判断と決断は、
いつも皆さん自身が行う事が大事です。

最良の裁量トレーダーになるためには、
継続して学習していき、反省と復習を続けていくことです。

そうすれば、
他人の言葉やたまたま起こった出来事に
左右されることなくトレードできるようになってきます。

奇跡や、たまたま当たった出来事は、
その後の正しい判断材料にはなり得ません。

自分自身のレベルアップを常に心がけていきましょう。
そして、周囲に振り回されない
自分だけの投資スタイルを作っていきましょう。

それでは、本日はここまでにしたいと思います。

お仕事の方も、お休みの方も、
素敵な週末をお過ごしください。

FX-Jinでした。

2012年02月03日